
中古車のコンディションによって左右される
中古車の販売価格は様々な要素で決まりますが、大きな部分を占めているもののひとつが、販売する中古車のコンディションです。中古車を購入する人は、できるだけ良い状態の車を購入したいと考えているので、コンディションの良い車の販売価格は高くなります。コンディションは、主に走行距離と年式、修復歴や内外装などが影響を及ぼします。走行距離が少ないほど、パーツの劣化がない年式が新しいものほど、傷やへこみといった修復歴がないほど、そして目立つ装飾がないほど価格が高くなる傾向です。ただし、それぞれがどれだけ影響を及ぼすかは、車種やジャンルによって異なります。スポーツモデルならば、走ることが主軸であるため走行距離が大きな影響を及ぼし、業務用車ならば修復歴はあまり影響を及ぼしません。
需要と供給と人気によって変わる
販売価格には、需要と供給も大きく関係しています。需要が高ければ高いほど、多くの人が欲しいということで、販売価格も高くなっていくものです。需要が高いのに、供給量が少ないとなると、より価格は高くなるでしょう。この需要と供給の量は、様々な要素によって変わりますが、そのひとつが人気です。人気のモデルの車は供給量が少ない可能性があるので、価格は高くなります。また、新車の際に人気がなく供給量が少ないものも中古車で高くなることがあります。このほか、季節も需要と供給に影響を与える要素のひとつです。1年のうち新車が販売される時期は、車を買い替える人も多いので供給量が多くなり、販売価格が安くなる可能性が高いでしょう。
反対に新生活が始まる4月は、需要が高まるので販売価格も高くなります。